サッカーに必要な身体操作と怪我をしない身体づくり

 

 身体操作能力とは?

一言で言うならば

『自分の身体を思い通りに動かせる能力!』

サッカーというスポーツは、主に脚を使って行うスポーツ(スローインやキーパーは手を使うが)であり、手を使うスポーツ(バスケ・野球・テニス等)に比べ、エラーが起こりやすいことが想像できると思います。

 

身体操作能力の基本は、身体の中心に位置する部位(肩甲骨・脊柱・股関節)を連動させる、選択的に動かせるといった、その局面に応じた使い方をオートマチックに引き出していくことを目指します。

 

身体操作能力をサッカーのパフォーマンスに繋げるには

サッカーでは、自分の身体を自由自在に動かすこと(身体操作能力)を基盤とし、それ以外にボールを扱う(道具の操作)、味方や相手の動きを把握する、グラウンドの広さを認識する・スペースをみつける(認知)、1試合走り続ける体力(フィジカル)、戦術を理解するなど・・・目まぐるしく変わる状況に適応していかなければなりません。

そこで、当クラブでは、トレーニングというものを大きな枠組みで捉えたメニューを選手に提供しています。

具体的には、ボールキープの練習を二人組で行う際、ただ闇雲にパワー対パワーで押し合うのではなく、いかに相手に力を出させず自分は必要最小限の力でキープできるか、ボールと自分の距離感、相手とボールの距離感を図るタスクをかけながら行います。

 

シュートとの繋がりについても例を挙げると、写真のようなシュートモーションでは、脊柱を反る(正確には伸展方向の動きと言います)方向の動きが引き出されています。その力を最終的には脚➣足➣ボールへと伝えていきます。もし、脊柱の反る動きが硬い、もしくはシュート場面で出ていないと、上半身から力を生み出せず、強いシュートが打てないといった状況に陥ります。こういったところをトレーナーが分析し、根本的な原因を追究し動きの改善を図ります。